週刊書評『涼宮ハルヒの憤慨』で時東ぁみ

週間書評:『涼宮ハルヒの憤慨』/涼宮ハルヒをミステリ史に位置づける

涼宮ハルヒ積読だったが最近全部読んだ。SF板の当該スレで4巻が面白いよといってくれた人ありがとう。感想書いてないけど。
この書評についてだがミステリには詳しくないが門外漢の俺にとって面白く読ませてもらった。
だがそのようなこととはまったく関係なく、今回注目したのはここ。

 だが、単なる目的の提示では、時代と噛み合うとは限らない。そのことを感じさせてくれたのは、新たに始まった「スクールランブル」の二期のアニメシリーズである。内容は一期と比べて見劣りするものではないが、ことOPに関しては、一期のときよりズレた白けたものを感じさせる。一期のOPの歌詞は「ぐるぐる回る」と連呼し、ループする学園生活を表現していた二期のOPの歌詞は「ぼくらの世代が時代をつくるんだ」と宣言し、一期の歌と違って目的志向がある。目的志向を表明すると、かえって時代と噛み合わなくなることは「スクールランブル二学期」を視聴していて感じることだ。目的志向なく「ぐるぐる回る」と歌っていた一期の方が、今の時代の気分にはマッチしている。

この二期のOP「せんちめんたる じぇねれ〜しょん」を歌っているのが時東ぁみ。メジャーデビューシングル。作詞作曲はつんく
スクールランブルは見たことないから知らないが、タイアップなんて作品と合致するほうが少なくなってきている昨今*1、ちゃんと詩まで聞いてくれる小森健太朗さん偉い。
OPとしてはどうかは別にしてこの曲のPVは学園生活のドタバタをベタに表現してて見ていて楽しい。


ところで彼女は谷山浩子の「恋するニワトリ」をカバーしている。
原曲のほのぼのとした切なさとは多少違って、もう少し明るく片思いを楽しむような編曲になっていて可愛らしい。
ただつんく(じゃないかもしれないが)は変な男声で合いの手を入れるのはやめろと。

*1:パタリロ西遊記」なんて美勇伝の「紫陽花アイアイ物語」とBerryz工房ギャグ100回分愛してくださいなんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW?」だったもんなぁ