I.K.U.

ブレードランナーの有名なシーンから始まるこの映画。

近未来のニュートーキョー。巨大ポルノ企業ゲノム社がレプリカントを使って新製品「I.K.U.チップ」の開発のためにオルガズムデータを収集する。
あとライバル企業のレプリカントがでてきたりとかいろいろあるが、説明するのは面倒なので公式サイトへどうぞ。
というか公式サイトの解説がないと全然わからない映画。

折り紙のシーンから始まるんだけどストーリーはほとんどない*1。無機質なセックスシーンが続く、たまにテロップを読む。
ところで、I.K.U.チップというのは肉体的接触なしに通信を通じて快感を得るチップ。日本の便所も設備に触れることなく用を足せるように発展したって話を思い出した。水洗ボタン、蛇口、エアタオル。セックスもいずれ用を足すような感じになるよってことかな？

トンネルの風景とかは少しTHX-1138を思い出したりもしたけど、全編ビデオアートのような感じ。公式サイトの詳しい設定を読んで自分で話を妄想してたほうが楽しめた。

I.K.U.
公式サイト：I.K.U.-com
監督：シューリー・チェン
公開：2001年

I.K.U. [DVD]

*1:何でないかも公式サイトに書いてある