あずみ２ Death or Love - 問余何意棲碧山

tuspico2006-06-07

まあ普通に楽しめる。アクションも前作に比べたらちょっと落ちるけど十分だ。
相変わらず線が細いあずみで演技もむにゃむにゃだけど、もうそれは言うのよそう。
上戸彩は実際がんばっている。
でも栗山千明もがんばっている。ほかの役者もなかなか迫力があって良いけど結果的に上戸を喰っちゃってる。
あずみは使命と安らかに生きることの間で揺れ動いてる。そのメリハリができてないと感情移入できないわけでさ*1。どうしてもそのメリハリ感で栗山に、迫力で高島礼子に喰われてしまっている。女性の少ない前作ではあまり感じなかったことだ。良くも悪くも上戸彩の映画だしそうなっちゃまずいんじゃないのかな。
今時子連れ狼のような死生眼を持てといっても無理だしね。そう見える演出をしてあげるべきなんじゃないのかななんて思ったり。
各シーンでは格好よく決まっていても全体としてみると平板な感じでもったいない。空如の役はなしにして*2、同じような境遇のこずえとの対比を軸にした物語のほうが良かったのかも。